2015年11月6日金曜日

【前編】11/3(火)キングダムハーツプレミアムシアターに行ってきた話



研究室の闇から這い出て(※1)、11/3(火・祝)早朝に舞浜の土地に降り立ちました。
そうです、キングダムハーツプレミアムシアターの13時の回に行けるからです。
これはもう色々と楽しむしかありません。

長くなりそうなので【前編】を会場周りや他お客様に撮らせてもらったもののご紹介と感想を、【後編】でプレミアムシアターの感想という形式にします。

あとお断りしますと、コスプレをされている方の写真を許可をもらってたくさん載せております。苦手な方はご注意ください。

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7:30

事前情報ではKHのグッズ情報がフィギュア以外に出ていなかったので、とりあえず早朝に行きました……が、もうすでに人の波。舐めていましたDファンの底力。

  

 

七時半で待機列が751人目、フィギュアが404人目という……。凄まじい戦いでした……。

ぼっちで来ていたので寂しく過ごしていたのですが、前に並んでいたそにくんP(研修中)さんと話しながら待つことに。
名古屋からはるばる深夜バスに乗って遠征してきたんですよー!と聞いて、うひゃあKHファンの稼働力はすごいなーとニヤニヤしてしまいました。

彼の鞄にはこんな手作りグッズが。


紙粘土で作ったハロウィンタウンのソラのお面!!+キーブレード!!!!
愛があるな…と感動しました。
ちなみにニス塗りもして1.5kgも重量がある大作だそうです。すごいなーすごいなー。

他にも既成のパーカーとリュックにこんな素敵な仕上げをして、お手製フェルトマスコットをしていた人もいました!

 

シャドウ仕様と、ソラカイリロクサス!!!ソラとカイリは1・2どちらもあって、島っ子好きな私は大歓喜です。素敵だー素敵だーと思わず感嘆のため息がこぼれました。

あと待機列には13機関のコートを模した女の子もいて、撮らせてほしかったですが距離があって断念……。しかし小さい子もコスプレをしているのを観て私は歓喜です、はい。

続いてプレミアムシアター会場内。
後ろの座席を見ると……カイリと目が合った!!!カイリに会釈された!!!!!
と、思わずドキドキするぐらいに素敵なカイリのコスプレをされていたらきさんと、その妹さんのシオンの可愛らしさにきゅんきゅんしちゃいました。


会場内では暗くなって残念……;(このあと外で撮らせていただいた写真もあります〜)
カイリの服は手作りだそうで!!!愛だなあ……。


そしてさらに会場を歩くと……ほおおおおお、ソラ!!!!!!!!
ハロウィンタウンバージョンとクリスマスタウンバージョンだ!!!!!!!!!!
(鍵垢の方なので、Twitterアカウントは載せていません)


こちらハロウィンタウンのソラのお面は発泡スチロールで作ったそうなのですが、間近で見せていただいたところ「本当に発泡スチロールですか!?商品にできるでしょ!!!」と思うほどすごく丁寧に作られてあって、思わず変なところから声が出ました笑
あとちょうどTDR的にもハロウィンとクリスマスの入れ替わりでこのチョイスはやりおるなwと内心ニヤニヤしました笑

さらにプレミアムシアターが終わったあとにも、お願いを聞いていただいてもう一枚ショットをいただきましたw


美形さんが揃うとやっぱりすごい……。
このお二人はファミ通のプレス記事にも出ていたので、ぜひ探してみてください^ω^
本当にかっこかわいいソラでした!!!!!!


プレミアムシアターが終わって会場外に出ると、他にもレイヤーさんが!!!

こちらはひめぽんさんとそのお友達さん達のソラ、カイリ、ロクサス、アクセル!!!!
雰囲気がすごく高い!こちらも再現度高い!!!ダスクのぬいぐるみまである!!!(歓喜)とプレミアムシアターが終わったあとも、おかげさまでテンション高くさせてもらいました笑
しかしお寒い中、私を含め色々な人たちとの撮影にご協力いただきまして、本当に感謝です……(;ω;`)体調を崩されていないといいのですが……。



そしてらきさんご姉妹再び!!!お外で撮ると麗しさがよくわかります!!!(^ω^)
しかしご姉妹よく似ていらっしゃるなあ……。

 


こちらはくれあさんの3Dソラとそのお友達さんの3Dリク!
この日初めてリクコスと3Dコスを見たので思わず変な声が出ました笑

イケメンだ…(;ω;`)ポーズ決めてもらうとまさにイメージ通り……。

さらに厚かましくもお願いして先ほど紹介した、らきさんご姉妹とも一緒に撮らせてもらいました!島っこが揃った!!!素敵!!!!(`;ω;´)

 
なかなかないよこのショット……。


素敵目線をありがとうございました!!!(≧∀≦)
ほかに敷地内を見渡すと、素敵グッズを作成している方々にもお会いできました!!

 
クーリクさんによる、テラとアクアのぬいぐるみ!!!!!かわいいいい!!!!!!!
しかもテラの後ろはこっそりとハートレスのぬいぐるみですねっ!
けれど「ヴェンは!?(`;ω;´)」と思わず聞いてしまいました笑
次にお会いするときは3人組も見たいです笑


さらにさらに、こんな素敵なグッズもお目にかかれましたv
左の3人組お守りはしっかりステンドグラスで作製されていて、日にかざすと本当に綺麗でした(T^T)
クオリティの高さが本当に素敵で、お店で売れるレベルだ〜〜と思いました笑
次回新作も楽しみにしていますとブログからこっそり発信します。(鍵垢の方なので載せていません)

そして右のサラサ貝のお守りを彷彿させるお守りは四重奏さんによるものです!
こちらもすごく綺麗な発色で、素敵素敵ーーを連発させてもらいました笑
皆さん本当に器用で、そしてKH好きな人が多いのだなと本当に思います。



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今回は主にお手製グッズやレイヤーさんのご紹介が中心となりましたが、そういったものを通して当日は色々な方達とお話ができ、プレシアの空間を共有することができて、本当にすごくしあわせで楽しい空間でありました。

加えて、今回ご紹介させてもらった皆様の、実際に衣装やグッズとして具現化するための時間や労力を思うと、敬服の一言に尽きます。皆様の愛情溢れるグッズやコスプレを通して、このブログでまとめた言葉以上に大きなKH愛を感じることができた、最高の時間でした。

またご縁がありましたら、そのあとの活動もぜひ追いかけさせてもらいたいと密かに願っております笑


ではプレミアムシアターの感想は後編にて。(※2)

ここまでお読みくださいましてありがとうございました、そして今回載せてもらった皆様、許可をありがとうございました。



※1 本当は這い出ない方がよかったかもしれません。
※2 その前に研究だね

2015年11月1日日曜日

【ネタバレ】劇団パンダデパート2015年度秋公演「トランス」を観た話


電気通信大学には演劇同好会「劇団パンダデパート」という団体があります。

後輩たちが頑張っているとのことで、土曜の13時の回に研究室の闇から這い出て観に行きました。(※1)

■ストーリー
原作があったんですね、知らなかったです。
”トランス” 鴻上 尚史 http://www.amazon.co.jp/dp/4560033757/ref=cm_sw_r_tw_dp_pAFnwb1NCEHWP

ここにもある通り、かつて同級生だった3人の話です。


■劇(ここからネタバレ)
最初は寂しい舞台だと思いました。
白幕に中央にベッド?マット?らしきもののみ。
幕の雰囲気が、FF8でリノアがイデアの部屋に迷い込んだときのムービーを彷彿しました。

ソワソワして待っていると、そこに対照的に今回の役者である3人が上下長袖長ズボンの黒い服の格好で登場。
そして一人の役者がサッと白衣を拾うシーンが、これから始まる舞台はどんなものなのだろうという好奇心をかき立てられるとともに、なんとも言えない胸騒ぎがしました。
さらに意味深な台詞を言って始まる劇、しかし3人ともよく台詞のタイミングが合っているなとしみじみ思いました。

最初こそは参三のオカマっぷりとそれを拒否する雅人、そしてそれを傍観して楽しむ礼子のコミカルなやりとりに笑わせてもらいました。
しかし参三の頼れるアネゴ感とえげつないオカマの二面性切り替えは凄かった。
(まあ他の二人も凄いんですけど,それはまた後述します。)
特に同性愛者だからといって友人を疑うのはアホであるという二人のかけあいは非常にテンポがよかったです。相当練習をしたのだなと思いました。

ただ精神科という気になる設定がどう絡んでくるのかと思っていたところで、日常があっけなく崩れていったところがまず面白かったです。

しかし宦官や多人症とか耳慣れない単語がぽんぽん出てきても、最初「?」となってしまう……。けれどそれらの単語をしっかり淀みなく口から出す後輩たち(ここでは特に雅人)の演技力に引き込まれました。(そしてまた遠い海から来たCooのタイトルが出たことから、この作者さんは相当インテリだなあと思いました。)

個人的に勉強になったシーンは、精神病患者が治ったといえるラインはどこだと参三が礼子に聞いて「例えば、何を触ってもそのあとに一時間ぐらい手を洗い続けてしまう人がいるとしたら、さすがにそういう人は普通に過ごすことはできないでしょう?でもそれが5分まで縮まったら、私たちは治った、と見るの。つまり、社会に適応できるかどうかで見るのよ(ちょっとウロ)」といったところです。
この劇を観たあとだと、確かにそんなものだろうなーと思いました。

物語が進行するにつれて、他の人間関係もみえてくるのですが、それもまたえげつないなりにリアリティがあるんですよね。
礼子が宗教にはまったときを雅人に話すところ、上司の医者と不倫して身ごもった悩みについて、参三が優しくコミカルに慰めるところは「ああこういう友情は本当にありそう」としみじみ思いました。

しかしそういった話が雅人の病気解決にどう関わってくるのかと考えていたところで、「え、どういうこと」とまさかの事実が明らかになってきます。

本当に病気なのは礼子で、礼子が患者で精神科医が雅人?
と思いきや、礼子と雅人が患者で、精神科医が参三?
いやいややはり礼子が精神科医で、参三は過去の恋愛に傷ついている同性愛者で、雅人は自分を天皇と思い込んだ哀れなフリーライター?
という、観客惑わし展開に。

結局これは誰のための誰の視点の話なのか、と考えながら観ていたのですが、
最後に3人が三角形の頂点に立つ形で、それぞれの方向を見ながら「私は、精神を病んでいる人を好きになった(ウロ)」と重ねて繰り返すところは複雑な気持ちになりました。

どうして白幕に3人とも黒い服だったのか、それはもしかしたらこの3人だけ、現実世界から既に乖離してしまった存在であることを示唆しているのかもなと不思議に納得してしまいました。
人によってはバッドエンドかもしれませんが、そういう目線で観るとこれはハッピーエンドかもしれません。永島慎二さんの「その場しのぎの犯罪」を思い出しました。



■総合感想
難しい話で、それぞれの役どころがコロコロ変わるのを演じるのも本当に難しい話だと思いましたが、それを見事に演じきった後輩たちに拍手です。
心情を演じきるところは先述で散々書いたのであれぐらいにしますが、動作で褒めると病院のコーヒーを渡すときのパントマイムは流れる所作が本当に綺麗でした。
(強いて言えばずっとクレ"ア"先生だと思っていたのは内緒だ。)

そして今まで観た中で一番話に引き込まれた劇でした。
音響も、名曲をよく選曲してくれていて個人的に楽しみました。

途中のエンドロールも……いや、おもしろかったです笑

次の公演も楽しみです。(※2)



※1:本当は観ている暇などない
※2:観ている暇を捻出できるだろうか